ホワイトニングをすると歯が白くなり、清潔感がアップすることで爽やかな印象を与え、白い歯効果でお肌もキレイに見せることが出来ます。
ですがホワイトニングで注意していただきたいのは「神経が無い歯」や「差し歯」には効果が無いこと。
差し歯が変色している場合、差し歯を変えることで対応することができますが神経が無い歯に関してはそうはいきません。
しかも神経の無い歯はグレーや茶色っぽく変色してしまいがちでホワイトニングをすると余計に目立ってしまうということもあります。
そのため神経のない歯がある方はホワイトニングを諦めてしまう傾向にありますが、実は神経の無い歯があってもホワイトニングを諦める必要はありません。
神経の無い歯の対処法6つ
「前歯に1本だけ」「笑った時に見える八重歯が…」など目立つ部分に神経の無い歯がある場合容易にホワイトニングをしてしまうと、神経の無い歯はホワイトニングで白くならないためかえって変に目立ってしまう事があります。
そこでホワイトニングをする際に神経のない歯に対する対処法を上からオススメ順に6つご紹介します。
ウォーキングブリーチ
神経は無いものの自身の歯を使いたいという方にはオススメの方法です。
施術方法としては歯の裏側に穴を開け、そこから漂白成分の含まれたホワイトニング剤を注入し穴を防ぎます。この方法を1週間おきに2~4回ほど繰り返し薬剤を抜き取ったあと穴を完全に防いで終了です。
歯の根底治療をしていることや樹脂が詰まっていることなど条件がいくつかありますが、気になる場合は施術が可能か歯科医師に確認して下さい。
インターナルホワイトニング(インターナルブリーチ)
施術方法はウォーキングブリーチと似たホワイトニングの方法ですが、インターナルブリーチでは歯の裏側に穴を開け薬剤を流し込んだ後、特殊な光を当てることでホワイトニングをしていきます。また歯に注入した薬剤も照射が終わった後は抜き取り穴を埋めます。
ラミネートベニア
自身の歯を残したい、かつ漂白するよりもキレイに白くしたいという方にはオススメで芸能人などでも行っている人は多く居ます。
簡単に言うと「歯のつけ爪」のようなもので、歯の表面をほんの少し削りセラミック(陶器)で出来た薄い歯の形をした板を歯に貼り付けるという方法です。
歯のマニキュア
自身の歯を削らずに白くする方法として「歯のマニキュア」もオススメです。
歯の表面に樹脂を塗って固めることで本来の歯の色を遮り歯を白く見せます。
ですがマニキュアは剥がれやすく定期的に継続して行う必要があるためコストパフォーマンスが上記3つに比べてあまり良くないことと、神経の無い歯があまりにも色が濃い場合マニキュア本来の白さにはならないことなどがあります。
クラウン(被せ物)
自身の歯を残し手入れなどをラクに行いたい場合にはクラウンがオススメです。
ですがクラウンはラミネートベニアに比べ削る幅が大きく、削った歯はラミネートベニアも同様に戻ることはないのでこの方法を取るかどうかは医師とよく相談して決めることをおすすめします。
差し歯
神経のない歯に対するアプローチとしては現在では最もオススメされない方法です。
神経が無いとは言え自身の残っている歯を抜き取り人工歯を入れる方法のため手入れなどは他の方法に比べ比較的ラクではありますが、せっかく残っている自身の歯をわざわざ抜き取る必要はないと考えられることが多くあります。
ただし歯の状態を見てやむを得ず差し歯にするしかない場合もありますので、医師と相談して下さい。
神経が無い歯でも対処すればホワイトニング可能
神経が無い歯でも上記6つを参考に対処をすればホワイトニングは可能ですが、以下の点に注意して医師と相談しホワイトニングを決めて下さい。
歯の全体のバランスを見て決める
笑った時に見える前歯は特に重要な部分で、そこに神経の無い歯が変色して一本だけあるとかなり浮いてしまいます。また白すぎても浮いてしまいます。
上記の対処法でも神経の無い歯がどこまで白くなるかを確認して、全体のホワイトニングをどこまでの白さにするか医師と相談して必ず全体で均一の白さになるようバランスを取る必要があります。
定期的なホワイトニングが必要
通常の歯だけでのホワイトニングも定期的に施術を繰り返す必要がありますが、神経の無い歯が目立つ部分にある場合は色のズレが起きないように着色汚れを防いだり、色のズレが無いかを確認する必要があります。
タバコやワイン・コーラなど歯に着色しやすいものを愛好している場合は特に通常の歯だけの状態の人と比べて、少し短めのスパンで施術を行う必要があります。
神経のない歯がある場合は計画的に!
神経の無い歯がある場合のホワイトニングは、通常の歯だけのホワイトニングに比べてかなり計算してキレイに保つ必要があります。そのため計画に無理が無いか、自分が求める歯の白さになれるか、継続は可能かという部分を含めて医師と相談する必要があります。
さいごに
神経が無い歯の場合は通常の歯だけの状態と比べて手がかかることも多いですが、キレイにホワイトニングを出来るとコンプレックスを気にせずに笑えるようになるため笑顔が増えて印象があがったと言う声も多く耳にします。
また美白効果や清潔感のアップ・爽やかな印象で大きく印象が変わる人も多いため「神経がないから効果がない」と諦めずに、こういった人ほどホワイトニングの良さに触れてほしいと願います。
ホワイトニングをしている歯科医院では上記したような神経の無い歯に対する対処を積極的に行っている医院もありますので、ホワイトニングと合わせてまずは相談してみて下さい。